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あとがきに代えて
2023/4/29
ーさて、ここからは信徒になってからの学びを簡潔にお伝えしたいと思うー この『信闘録』で示したかった最重要テーマは「神の摂理」です。そして、「神の摂理(統治法)において“輪廻”という世界構造はあり得ない ...
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終わらぬ手紙
2023/4/29 66|Rev
「かの大天使へ」 “彼”を惑わせるのはよしてくれ。 わたしは気づいてしまった。 あなたには逢えないのだと。 しかし、 だから“あなた”なんだ。 愛 あなたはそれだから。 あなたのいる神の国へ、 おそら ...
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規則
「知らなかったルール」 中学校へは、エスカレーター式に上がることができた。小学校の同級生のほとんどは、そのまま進学した。中学では、もう半分の生徒が、外の学校から難しい入試を受けて入ってくる。私は、ここ ...
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偶像
「信仰の萌芽、ここにあり」 このようにして、私の小学校生活は(ときに幼さゆえの僅かな困難はあったが)、明るい時間の内に終わった。私が楽園をイメージする時には、“夢の学校”の達成を掲げ、文字通り創り上げ ...
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改心
「人として守るべき道徳律」 やんちゃが際立ったまま、小学校にあがった。小さな体では通うのに一時間近くかかるところで、抽選や試験を経なければ入れない人気の学校だったが、受かることができた。私の入学時は、 ...
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産声
「御国への旅、はじまる」 西暦が2000を刻む数年前、私は東京の下町に生を受けた。 私の名前は、踵 祈(かかと・いのり)。皆さんが名前をご存じない通り、何か大きなことを為した偉人とかではない。しかし、 ...
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かの蛇
「回心の光,はたらきの決意」 自らの足で歩んでいるように思えたアウグスティヌスの道のりに、いつも“神の導き”があったという描写に促され、私もそれまでの経験を振り返りました。単に記憶を遡るだけでは、何も ...
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復活
「すべての病が完治する」 母がいなくなってしまったという実感は、ほとんどありませんでした。精神疾患に対して、思考の働きを鈍らせる薬によって治療していたこともあるかもしれませんが、それ以上に、あまりに突 ...
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手
「癒せなかった」 私が入院している間にも、祖父の病気はゆっくりと進行していました。ただ、非常に緩やかなスピードでしたので、私が戻ってきてもはっきり意思疎通ができました。自宅療養初期の私が、脱力感にめげ ...