この概念は、①[霊的]な現象の総体,②地上生涯において[糧]を得る仕事,③天上における[いのち]のための従事,の三つに分けられる。いずれも根源的な統治は神に依るものである。労働は本来的には祝されたものであったが人類の[堕落]以後、共存の原理が壊れた。とりわけ資本主義社会という“[世]”においては競争による生産創出の構造ゆえに生活水準を相対的に判断せざるを得ない。終末が近い現代にあって「神に養っていただくに相応しい生き方こそが働きの本旨である」ことを思い出したい。
例(要約/参照聖句);永遠の命に至る食べ物のためにこそ働きなさい/ヨハ6:26-37|伝道の心得は兵役に服す者が主君だけを考えるに同じ/IIテモ2:3-6|信仰によって祝された理想的な労働環境/ルツ2:4