45|Romans

好色(こうしょく)

性に対して放埒である状態を示す言葉。[姦淫]が具体的な罪の行動であるのに対し、その心理を表すものと言えよう。契約関係を結ばない性的な交渉は「相手を本当に大切にする契約の履行」ではなく我欲の発散である。そういった躓きを避ける手がかりとして編者は、欲求を無理に抑えるのでなく性交渉の描写によらない自慰などでバランスを取ることを勧める。貪りにならないように気をつける個々人の心がけが大切である。

 

(要約/参照聖句);先行した情欲のままに女性を見ればそれは姦淫である/マタ5:28|光の武具を着て好色でなく品位に歩もうではないか/ロマ13:11-14|姦淫に値する罪の一覧としての旧約の律法/レビ20:10-21

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