ある事柄について本質的な否定が不可能な命題のこと。 「多は一から発出する」からして[真理]は“一”を主張する教え(聖書)の内にある。「真理は存在しない」ことが“真”であれば、この命題自体が“偽”となりまた[真理]となる。この概念が包括する範囲には“幅”がある。たとえば聖書は“神の真理”であるが、そのうちの『雅歌』は結婚のそれである,というように。また、この概念には“深さ”の違いもある。いわば重要さの度合いであり、“主体的真理”という言葉はそれを端的に表すだろう。[真理]は各人にその受容が任されているが、冒頭の命題しかり“絶対的な[真理]”の存在は自明であるから、我々は“主体的真理”を限りなくそれに近づけていく必要がある。
例(要約/参照聖句);真理からの離反/IIテモ4:2-4|神の御言葉は真理である/ヨハ17:17|世界は神の言葉による/ヘブ11:3