信仰と不信仰の相違を表す概念。神の招きに隔たりがないからこそ、その事実を受け入れるか否か–信者と不信者の思想–には越え難い隔絶がある。信徒は“未信徒”に働きかけねばならないが、“不信者”からは離れなければならない。サタンの側につく者との間に隔てがなかったとしたら、それこそ一大事だからである。境遇は異なれど救いにおいては、聖書を読んでいない者と読む気がない者の違いしかない。思いが届かないことに気づくのは、伝えたからである。たとえ孤独を知るとて、歩み寄らぬ後悔がないほうが遥かによい。
例(要約/参照聖句);偽兄弟がいようとも、神の招きに隔てはない/ガラ2:4-6,ルカ20:20-26|神との間の敵意という隔たりを打ち壊したキリスト/エペ2:14-16,マコ15:38|不信者との隔たりを気にかけてはならない/IIコリ6:14-15