神を知ることが出来ないこと。「賢くなろう」と地上を見渡すあまり天上に目を向けられなくなったさま。[賢さ]とは愚かさを知ること。[鈍さ]とは自惚れに気づかぬこと。賢くあろうとするほど、その人の光は鈍くなる。しかし、愚かであることを恥じると、その人の錆は光となる。相対的な[世]にあって隣人の上に立とうとする限り、決して[神の国]の門をくぐることは叶わない。真の知恵は「神の叡智に服すること」にあるからだ。御父である神は“[放蕩息子]に喩えられる人類”が悟って悦ぶ帰宅を待っている。
例(要約/参照聖句);啓示を受けながら偶像を崇める鈍さ/ロマ1:16-23|神を知らず高ぶる者の鈍感さ/詩119:65-72|限られた者しか、心で悟ることができない/イザ6:9-10