45|Romans

案内(あんない)

聖書が真理であると信じる者として、その教えを明確に提示すること。この、きわめてカナン的な異邦の地にあって聖書伝道は大きな困難を伴う。さらに、終わり近い現代の様相もあいまって、人の考え方も多様化している。伝道者は「人格を満たしてゆくイスラエル発祥の素晴らしい料理があります」とメニューを教えるようなものである。「その人がどうして空腹なのか」を追っていてもキリがない。必要なのは空腹の感覚を知っていること-すなわち未信徒時代の空しい日々の記憶-だけである。勝手に貪る獣のことではなく、愛に飢えている人のことをこそ考えたい。

 

(要約/参照聖句);正しい者は友に道を案内し、自らの愚かさを悟らぬ悪しき者はこれに迷う/箴12:26|自分自身の目に梁があるのに道案内ができようか/マタ15:10-20,ルカ6:39-45,ロマ2:19-22|知者である気になって真理である神の光を木の人形に代える愚者/ロマ1:20-25,イザ40:18-20

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